Project Story
プロジェクトストーリー
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J:COMグループならではのイベントで、地域社会とのつながりを
全3回連載
『しまじろうのえいごでFun Fun Time!』誕生の裏側から地域イベントまで
映画やアニメなどの劇場作品配給だけではない、アスミック・エースの「オンデマンド部門」の事業内容について掘り下げる全3回のインタビュー。第2回目は、J:COMオンデマンドのオリジナルコンテンツ『しまじろうのえいごでFun Fun Time!』誕生の裏側から地域イベントまで。アスミック・エースの親会社であるJ:COMやそのグループ全社を挙げたプロジェクトを手掛けた長優美、澤﨑多恵子に、前回に引き続き話を聞いた。
オリジナルコンテンツの上映イベントについてお聞かせください。
長 今回のプロジェクトで3つの柱としたJ:COMグループを横断した展開、全国の営業スタッフとの連携、地域に密着した展開のうち、特に”地域密着”に力を入れました。J:COMは「地域密着」をとても大事にしている会社で、そこに何か貢献できるようなことができないかと思っていて、『しまじろうのえいごでFun Fun Time!』の特別上映会を都内2か所で開催しました。
澤﨑 イベントでは『しまじろうの えいごでFun Fun Time!シーズン2』の第1話を上映して、番組のなかに出てくるダンスをお子さんたちと一緒に踊りました。全国規模のイベントだけではなく、エリアを特化した無料招待のイベントができて、今回すごくいい形になったなと思っています。
地域密着イベントはどういう発想だったんですか?
長 「地域の方に見ていただきたいね」って話していたところからですね。「J:COM独占配信!」みたいな全国一律のプロモーションが多かったんですけど、それ以外に、もっとエリアに根差した環境に届ける取り組みをしたいねっていうところから、そういった地域イベントにつながっていったのだと思います。
澤﨑 首都圏の大きなホールでやるようなイベントではないんですが、地域の会場でやる分、お互いの距離が近くて来てくださった方たちが満足してくださっている様子をみることが出来て、すごく嬉しかったですね。親御様やお子さんの印象に残るような内容にできたのなら幸せです。
長 今回のイベントはJ:COMのエリアでいうと、足立局と西東京局のスタッフの皆さんと一緒に実施しました。特に足立局では、お子さんに英語教育に触れてもらう機会として、行政とも協力して一人親世帯の親子のご招待など、地域支援の取り組みも行ってくださいました。足立区の子供向け施設のオープンスペースで実施したので、大変な盛り上がりでした。
地域密着イベントは今後も続くのでしょうか?
澤﨑 紙やWEBといった媒体は、どんなコンテンツであっても展開しやすいです。ですが地域イベントとなると、個別対応。どこでもできるわけではないので、そういうところに難しさを感じましたね。今後また実施するとすれば、様々な方たちと相談して、地域社会とのつながりをもったJ:COMグループならではのイベントを作りたいと思います。
お二人はとても説明や会話がお上手ですね。コミュニケーションがお好きなのかなと感じます。普段、仕事に役立つ情報はどういうところから得ていますか?
長 私は、同じ業界の人たちから情報を頂くことが多いですね。あと社内の後輩たちもエンタメ好きが多く、いつも色々な情報をくれます。映画の応援上映や脱出ゲームなんかに連れて行ってくれます。その時にいろんなことを話したりしますね。
澤﨑 私はもともと映画やドラマが大好きなので、積極的に見るようにしていますね。「今度J:COMオンデマンドでこんなものを配信するんだよ」と周囲に話したときに、どんな反応するのかなっていうのを見ています。一般的にその作品をどう捉えられているのかを、ちゃんと知るようにしていますね。家族や友人に聞いてみることも多いです。
ちなみに、仕事で関わった作品で個人的に印象深いものってありますか?
澤﨑 現在配信中の『ボヘミアン・ラプソディ』ですね。話題になっている作品のプロモーションに携われることはすごく楽しいです。公開時は映画館にも観に行きました。私はまだアスミックの在籍が短いのですが、最近は「この映画、これから配信するかも」っていう視点で映画を見るようになりましたね。「この映画のどんなところがみんなに響いているのかな」って考えたりもします。大好きな映画に関われるので、アスミックは楽しいです。
長 アスミックの人たちは、結構アート系の映画が好きな人が多いんですけど、私はどちらかと言うと、大衆的な映画が好きで。興行収入何十億円!みたいな映画や地上波のテレビドラマはだいたい好きですね(笑)。今は国内ドラマを担当しているので、視聴率をチェックし、「こういうジャンルはこれぐらいの売れ方をするんだな」など、日々分析をしています。いつか配信ドラマから映画製作につなげられたら最高ですよね。これからもアスミック・エースの事業に注目していただければと思います。
インタビュー・文:大曲智子